・最近ずっと意味もなく焦らせてくるような最悪な焦燥(なんかキモい形姿した死ぬ前の魚が体の中で跳ねてる感じ)によって体内のリズムみたいのが加速してるから、本当に最悪のテンションが続いてる。普通にしてたらすぐにでも狂いそうになるので、すこしでもそんな加速を感じたら外に出て気を紛らわすようにしている。散歩するほど気力はないから、家から3分くらいの、路地を抜けた先にある長い階段に座って、空を見たり、音楽を聴いたり、寝たりしている。

自分の家は長い坂の上にあって、そのいつもいる階段からでも自分の住んでる町が見渡せるほど高いところにある。最近は急に日が登るのが早くなった。朝の3時半くらいから空はもう青白くなっていくから、それを階段からアルコールで痙攣した神経を傾けて眺めていると、より非現実感が増していき、景色に吸い込まれてくみたいに自分を忘れていく。最近はその階段にいる時間がすごく多い。

 

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・友達とフグ鍋した。これはフグ美味すぎてみんななんも考えずめちゃくちゃに食ってたら秒で無くなって白菜茹でるだけの鍋が完成した時の画。

 

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ユニクロジルサンダーがコラボしたやつ買った。安すぎてウケた。(ひっそりスリッド入ってて可愛いんだけど全然映らんかった) 母があなた夏に着るものもお金もないでしょって買ってくれた。

 

asaitakai.hatenablog.com

・この前『臨死的音響体験』ってブログ書いた。タイトルに臨死的っていう単語を使ったのは、自ら気持ちよく意識を失っていく様を雑に例えたからなんだけど、本当のところ「首締めセックス」をイメージして名付けてる。ブログには書ききれなかったけど、あの時、「この甘い痺れの感じはきっと首締めセックスされてる時に感じる快感に近い!」と、わけわからん確信があった。それも、自分がまだ高校生のときある友達から聞いた首締めセックス体験談から由来していて、それを思い出していたからだった。

 

・どうせこんなブログ誰も見てないし、その子の話でもするか。

 

・その子は、いつもそうした(首締めセックス)のような、放蕩な行為をすること、健全な身体を自らで汚していくことに酔っている感じがあって、自分はそれを心の中で微かに貶しながらも、その子と最悪な話をするのが楽しかった。

 その子の手首にはいつ見ても無数のリスカ跡があってその傷はいつ見ても新しいのと古いのがあった。その子と話す時は、まずその子の手首の傷を観察することが2人でいるときの習慣だった。「おーこれだいぶ深くない?」とか、「ここの傷もう癒えてきてるね」とか、そんな意味のない会話をよくしていた。しかし、当時の自分にとってはその会話が好きだったし、そんな関係を特別とすら思っていた。どんなに暑い日でも長袖を着ている彼女が、わたしに傷を見せるためだけに人目につかないところにいって袖を捲ってくれるのが嬉しかった。その子の痛々しい傷口に触れると、「もう塞がってるから別に痛くないよ」となぜか自慢げに微笑み、触ったのがまだ新しいものであるときだけ、恥ずかしそうにはにかんでいた。

ある日、その子は半袖を着て現れた。もちろん手首の傷口はあらわになっていた。周りにその傷口のことを問われると、さりげなく、でも自慢するかのように傷口をみせていた。その日もその子はわたしに傷口を見せようとしてきたが、別にもうどうでもよかった。