・最近はずっと、決まった友達と遊ぶか、それ以外は本読むかアニメ観るかしかしてない。アニメは日常系ゆるふわなやつ。本は一度読んだやつをまた読み返してる。それらはあまり活発に脳を使わなくていいからだ。ゆるふわアニメは脳死で観れるし、一度読んだ本は、その時の解釈を辿ったり咀嚼すればいい。

詳しい話をすると、西加奈子の地下の鳩と、太宰のヴィヨンの妻と斜陽を再読していた。こういうの種類の本を読んでいると、自分の内にある粘り気のもったドス黒い液体がドクドクと沸騰し、その液体で自分が満たされていく。そしていつも分離されていたあらゆる自己がその液体に溶けてまどろんでいく感覚があってとても気持ちいいのだ。ある意味で情緒が保たれて精神が落ち着く。愚かだ。愚かだと思う。でも、その気持ちよさの本質はその愚かさに統合されていく感覚なんだと思う。リストカットとかブロンの乱用とかと本質的には同じ、同じだけどそれらよりはまだ安全で健全だと思うから、自己や情緒が分離気味でいま苦しかったりする人はぜひね。

あとアニメはスーパーカブとイジらないで長瀞さんを観てる。そう、おれはこういうのを好んで観る。

これらを観てる時はとても健全だ。めちゃくちゃ澄んだ精神状態で鑑賞している。感情は幸福に統合されていて、鑑賞中はきっと蛭子能収みたいな顔をしている。

 

・この前ある友達と一瞬だけキャリアの話になって、その友達に将来どうするのーみたいなことを聞かれたとき、おれは、まあ、学生期間に自分に合った働き方見つけるよ〜みたいなことを適当に言って、その場の会話になんとなく合わせてしまった。

でも実際マジで何にも考えてないんだよな。考えないようにしてるっていうか。

あのときちゃんと本心を言うべきだったかな。言うべきだったよな。でも、キャリアがない人がキャリアの話をするときってどうすればいいんだろうか。ブログでもないのに、弱さを無差別に発露すんのもなんか気が引けるしね。

あー、でもやっぱり生活はしたいな。豊かさとか健康とか安定とかはもういらないから。早く帰りてーって思いながら仕事して、帰ったらアニメ観て本読んで酒飲んで踊って寝るとかがいいな。それ以上何も望んでないんだよな。

 

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