初めて酔いというものを体験した。自分はお酒には強いし、酔ったとしてもそれがあまり表出されない体質だと、感覚として自負していたけど、そんな根拠のない自信は、今回で脆く崩れていった。

力が制御できていない主人公じゃないけれど、一マス進もうとしたら二マス進んでしまう感覚があった。最初の方は、自分自身を正常にコントロールできなくなっていく感覚に、理性を持ってアラートを響かせる自分がいたが、アルコールは、それよりもっと早い速度をもったドロドロとした甘いベールで俺を包み、「何にも考えなくていいよ」と自分を液体化させていくような感覚があった。

 

内面的なこと以外にも、外見的な酔いの副作用として、理性を保とうと不必要な比喩表現と丁寧語が増えていた気がする。でもそれが逆に、その酔っている人の滑稽さを加速させていたというか、単にキモかっただろなあ。

 

まあ、キモかったのはいいのよ。それはね。でも失礼な態度でなかったかなと反省している。

 

話している時も、文章を検閲せず話しているというか、感覚のまま話して、伝えたい内容の決定を相手に任せていた。文章を整理する気も起きなくて、誠実な(言葉の)キャッチボールを心掛けてなかったなと。雑な投げ方をして散らかったボールを取りにいってもらってたなあと思うよ。

 

いやーもしこのブログを観ていたら、昨日はごめん!なさい!(もちろん赦しを求めているわけではないです)